一万円選書で購入した本、一冊ずつあらすじや感想を書いています。
この記事を読んで一万円選書に興味を持ってくださったらうれしいです。
今回は6冊目になります。
エンド・オブ・ライフ
佐々涼子著
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昨年NHKで放送されたドラマ、「エンジェルフライト」の著者である佐々涼子さんの作品。
在宅医療での看取りを書いたノンフィクション。
読み進めるのが苦しかった本です。
なぜなら、書いた作者さんが亡くなったから・・
人の不幸を書くことを生業(なりわい)としている自分に違和感を持ちながら、矛盾するように死をテーマにした執筆活動を望んでいたという佐々さん。
私は不幸を嫌いながら、不幸を覗き込むのをやめられない。そして、そんな自分自身に倦んでいた。
エンド・オブ・ライフより
本書の中にそう書かれていました。
死をテーマにしている作者自身が自らの死を意識する、どう受け止めたのだろうか・・
1人の人が生きて、迎える最後
皆平等に、必ず死んでいくのは頭ではわかっているけど何か他人事のよう。
正面から受け止めなくてはいけないときが必ず来ます。
それは自分自身のこと以外にも・・親だったり配偶者だったり・・
佐々さんご本人の終末はどうだったのか。
どのように終わろうとしたのか。
読む前も読んだ後も重かった本でした。
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暮らしの景色
米粉入りの白いパン焼きました