一万円選書で購入した本、一冊づつあらすじや感想を書いています。
この記事を読んで一万円選書に興味を持ってくださったらうれしいです。
今回は3冊目になります。
大事なことほど小声でさささやく
森沢明夫著
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スポーツクラブで出会った6人の人々はそれぞれ抱えている心の傷があり、マッチョなオカマ・ゴンママを中心に話が進んでいきます。
2022年に映画化されてました。
笑えるし泣いてしまう人情物語です。
登場人物たちの言葉一つ一つにじんわりします。
思わずメモりたくなります。
そこのページにふせんを貼りたくなります。
わたしがふせんを貼った言葉を少しだけ↓
いいこと?人生に大切なのはね、自分に何が起こったかじゃなくて、起こったことにたいして自分が何をするか、なのよ。
起こったことなんて、そのまま受け入れればいいの。
大事なことほど小声でささやく 第二章より
シャチョーさん、言っとくけど、他人は変えられないわよ。
変えられるのはシャチョー自身よ。
大事なことほど小声でささやく 第五章より
阿吽(あうん)の阿は、五十音のはじまりの「あ」で、吽は終わりの「ん」のことで、つまり阿吽はこの世のすべてを表す禅の言葉なんだって。
転じて、この世のすべては、阿と吽のあいだの一瞬のいまにしか存在しなくて、あなたが生きられるのも、いまこの瞬間だけなのよ。
大事なことほど小声でささやく 第六章より
せっかく生きている「いま」が不幸にならないよう、悲しい過去をずっと引きずらないこと。
阿吽のあいだの一瞬のいまに生きるわたしたちだから・・なんですね。
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暮らしの景色
陽ざしがありがたいと思う季節になりました。
曇りの日は室内が肌寒いです。